LinkedInでAndroid4.0のチュートリアルや電子ブックを探しているという
質問について、Android 4.0 Platform(Androidデベロッパーのサイト)が紹介されていたので読んでみました。
ざっと斜め読みなので、不正確な表現があると思います。
あらかじめご了承願います。
- Social APIs in Contacts Provider
ソーシャルアプリで知り合いを招待する場合などに使われるユーザのプロフィール情報や
ソーシャルネットワークに招待する際のInviteインテント
コンタクトの写真が大きくなった(96×96 -> 256×256)
コンタクト利用のフィードバック。電話番号やメールアドレスの使用頻度など。 - Calendar Provider
カレンダー、イベント、出席、リマインダー、アラートなどの追加・修正・削除
READ_CALENDARやWRITE_CALENDARのパーミッションが必要など。
Eventインテントを利用してカレンダーへのイベントの追加などができます。 - Voicemail Provider
電話(音声通話機能)によるボイスメール、VoIPやその他の音声サービスをまとめて扱えます。
これまでは、サードパーティーがシステムからボイスメールを読むことが許可されていなかった。 - Multimedia
写真、映像、音楽を使ったインタラクティブなアプリのためのAPIなど。
Media Effects、Remote control client、Media player、
追加されたMedia types。詳しくはこちら。 - Camera
顔認識APIに対応。顔や物体の検出だけではなく、目や口による認証など。
機種によって対応していないものもある。getMaxNumDetectedFaces()によって確認するなど。
フォーカスやホワイトバランス、自動露出の測定のエリア指定。
continuous auto focusing。写真を撮る際の連続的なオートフォーカス。
ビデオ記録中の写真撮影。自動露出やホワイトバランスのロック機能。
カメラプレビュー時の縦横の切り替え。
新しい写真や映像を撮影したときのブロードキャスト - Android Beam (NDEF Push with NFC)
新しいNFCの機能。NDEFメッセージを他の端末に送ることができる。
だいたい4cm程度なので、端末同士を背中合わせにくっつけるなど。
コンタクトの共有、YouTubeの映像やブラウザのURLの共有など。 - Wi-Fi Direct
ホットスポットやインターネット接続がない場合の端末同士によるpeer-to-peer接続。 - Bluetooth Health Devices
心拍数、血圧、体温など、Bluetoothに対応した健康機器との通信。 - Accessibility
Explore-by-touch mode。画面のタッチやドラッグによる操作を音声で説明する機能。
現在利用できるアクセシビリティサービスの情報提供。
Explore-by-touch modeが有効になっているかどうか。 - Spell Checker Services
BIND_TEXT_SERVICE のパーミッション および、
<action android:name=”android.service.textservice.SpellCheckerService” />
が必要。
スペルチェッカーサービスのサンプルソースなど。 - Text-to-speech Engines
text-to-speech (TTS) APIが大幅に拡張され、アプリからのTTS enginesの利用が簡単になりました。
setEngineByPackageName()メソッドが廃止となり、TextToSpeech コンストラクタでTTS engineの
名前を指定することができます。 - Network Usage
アプリのネットワークの使用状況を視覚的に詳細に提供します。 - RenderScript
RenderScriptに3つの機能が追加されました。
Off-screen rendering to a framebuffer object
Rendering inside a view
RS for each from the framework APIs - Enterprise
エンタープライズアプリのための次のような機能拡張が行われました。
VPN services
Device policies(カメラを無効にするなど)
Certificate management(新しいKeyChainクラスによるアクセス証明の管理など) - Device Sensors
新しい温度、湿度のセンサータイプを追加。 - Action Bar
あらゆる画面サイズで適切な操作性を提供するため、アクションバーのサイズや設定が
柔軟に調整できるようになりました。 - User Interface and Views
新しいviewやUIコンポーネントを提供。
GridLayout、TextureView、Switch widget、Popup menus、
Preferences、System themes、Options menu button、
Controls for system UI visibility - Input Framework
ViewクラスがHover eventsに対応。マウスでスクリーン上のカーソルを操作するなど。
デジタイザやスタイラス可能なタッチスクリーンなど、スタイラス入力に対応。 - Properties
新しいPropertyクラスにより、すばやく簡単にターゲットの値の読み書きができます。 - Hardware Acceleration
targetSdkVersion または minSdkVersion を “14”以上にすることで、
アニメーションやスクロールがスムーズに。操作のレスポンスが向上。
必要に応じてアクセラレーション機能を停止したり、View毎に無効にすることも可能。 - JNI Changes
これまでのAndroidでは、JNI local referencesは間接のハンドルではなく直接のポインタを使っており、
バギーコードになってしまう可能性があったため、これを間接の参照とすることでこのような問題を
検出できるようにした。
JNI Tips(詳細記事) - WebKit
WebKitのバージョンアップ(534.30)
Indicフォント(Devanagari, Bengali, and Tamil, …)のサポート
Ethiopic, Georgian, and Armenianフォントのサポート
WebDriverのサポート(Introducing WebDriver)
Android Browserの機能追加 - Permissions
パーミッションを追加。
ADD_VOICEMAIL、BIND_TEXT_SERVICE、BIND_VPN_SERVICE、
READ_PROFILE、WRITE_PROFILE - Device Features
Device Featuresの追加。
FEATURE_WIFI_DIRECT