Androidアプリでグラフを描画するツール achartengine で
null値を扱う場合について調べてみました。
まずはデモソースを下記からダウンロード。
http://code.google.com/p/achartengine/downloads/list
※現時点で achartengine-0.7.0-demo-source.zip となっています。
これを、Eclipseのファイルメニューからインポート(import)します。
ここでは “Existing Projects into Workspace” を選んで “Next”
“Select Archive File” を選んで、ダウンロードしたzipファイルを指定して
“Finish” でプロジェクトの登録が完了です。
次にソースの編集に移ります。
例として、”AverageTemperatureChart.java” を編集してみます。
ソースを開くと、66行目あたりに温度の値が並んでいます。
試しに実行してみます。
まずメニューが表示されるので、上から2個目の “Average Temparature” を選択。
すると次のようなグラフが表示されます。
この動作確認ができたら、値を null にしてみます。
正確には、achartengine で用意されている MathHelper.NULL_VALUE を使います。
ドキュメント(javadoc)はこちら
ソースの温度の値(数値)を適当に MathHelper.NULL_VALUE に書き換えてみます。
実行してみる。
このように、null値のところをスキップしたチャートが表示されます。
ちなみに、NULL_VALUEの中身は 1.7976931348623157E308 という値なので
グラフの表示範囲(min, max)をY軸の値で自動計算する場合などは注意が必要です。