この記事は Agile459 retrospective for 2018 Advent Calendar 2018 のエントリーです。
昨年(2017年)秋頃からAgile459で開催されたオンライン読書会1回目のログ。
https://github.com/agile459/reading-circle/wiki/XP2ndBook-1st-20171018
この内容をふりかえって思うのは、これまでに関わった仕事にはソーシャルチェンジという文化があまりなくて、硬直していたものが多かったということ。
もちろん仕事の種類とか現場によって様々ですが、例えば、あるプロジェクトでは仕事の進め方のルールがあって、そのルールに沿っているかどうかのチェックがあります。ルールに沿っていなければチームのリーダーから叱責されて修正を求められて、ルールを確認して修正して提出。でも、まだリーダーとしては納得のいくものになっていなくて修正を求められる。これを数回繰り返してなんとか完了。
でもですね、このやりとりってプロダクト(ソースコード)じゃなくて、プロダクトをコミットする際の関連ドキュメントやメールの文面の話だったりします。なので、(今後ほぼ使うことがないであろう)関連ドキュメントがボトルネックになって、コミットがなかなか進まない。モチベーション的にもちょっとしんどい状況なわけです。
しかも、そのようなドキュメントの不備が続くと、さらにルールが上乗せされて、足かせが二重、三重になっていきます。
で、XPを学ぶことで「あー、そういうところでものすごいリソースを消費していたんだなぁ」と感慨に浸ったりできるわけです。
管理する立場から言えば、すべてあたりまえに必要な作業、と言われるかもしれませんが、いや、だったらもっとプロダクト自体にリソースを割けば間違いなく好循環が生まれるわけで。
そういった、何かしんどいなぁとか、モチベーションが上がらないなぁ、と感じるときに、その原因に気づかされて、さらっと解決につながるような、そういう学びのある読書会でした。