この記事は Agile459 retrospective for 2018 Advent Calendar 2018 のエントリーです。
第6章の冒頭に、
「プラクティスとは、XPチームが日常的に行うものである。…」
という説明があって、その後に「…、機械的な作業になってしまう。…」
読書会の時にこの部分を読んで、過去に関わったプロジェクトで、テスト工程をペアで手作業で行うというなかなか残念なプロジェクトを思い出しました。のちの改修とか機能追加などを考えれば普通に自動化すべき部分だと思うのですが、リリース前のテストは手をかけて苦労することがルールみたいな感じでした。。。
さて、読書会の議論のなかで「どのプラクティスが導入しやすいのか?」という話があって、いやおそらくそういう方法から入るんじゃなくて、何に困っているかという具体的な問題の洗い出しが必要で、それに対して、じゃあこのプラクティスをやってみれば、というようなやり取りがありました。
あと、全員同席の部分。
過去の仕事場を振り返ってみると、個人スペース、もしくはオープンスペースのどちらかはありましたが、両方を使い分けるような環境はなかったと思います。あと、オープンスペースといっても、単に机が並んでいるだけのごく一般的な職場なので、本に書かれている会議室を占有する感じのオープンワークスペースというのは心に刺さる部分でした。
個人が集中して作業できる環境と、チームメンバーが集まってコミュニケーションをしながら作業できる環境。両方があるのがポイント。
そして「チーム全体」の終わりのほうにある「タスクの切り替え時間」。
いろいろ忙しくて、あれもこれもみたいな状況になるのを仕方ないとするか。いや、その切り替えにはどうしても時間がかかるので、できるだけ一つの仕事に集中できるようにスケジュールなり人員なりを調整するなど。
この回の終わりは「いきいきとした仕事」でした。
長時間働くのは良くないですね。以前は当たり前のように毎日遅くまで仕事をしていましたが、単に時間をかけてコードを書くよりも、できるだけ短時間で切り上げて、環境を整えるとか、こういう本で手法を学ぶとか、プログラミングのスキルを学ぶなど。それと、健康に配慮して体を動かすとか、そうやって生活の質を上げることで結果として仕事の成果も上がるようにしていきたいですね。