勉強会・ハンズオン参加前の環境準備ガイド(Git・Python・VS Code)
プログラミング系の勉強会やハンズオンでは、当日の限られた時間を環境構築で使い切ってしまうのがよくあるトラブルです。この記事では、Git・Python・VS Code の事前準備をまとめました。今後開催するハンズオンでも共通で案内する予定です。
この記事について
セクション「この記事について」- 対象: これから勉強会・ハンズオンに参加する方(Windows / Mac)
- 目的: 当日は本編に集中できるよう、事前に環境を整えておく
この手順は、弊社が主催する「自分のパソコンでAIを動かしてみる会」(E:N BASE告知)の教材「Ollama + Python ハンズオン」向け手順を汎用化したものです。
1. Git の準備
セクション「1. Git の準備」まずは Git が使える状態にしておきましょう。リポジトリを git clone できれば十分です。
Windows の場合
セクション「Windows の場合」WSL や GitHub Desktop をすでに使っている場合は、git コマンドが使えることを確認しておいてください。未インストールの場合は Git for Windows の導入がおすすめです。
Mac の場合
セクション「Mac の場合」「ターミナル」(Terminal.app。Spotlight検索で「ターミナル」と入力すると見つかります)で git を初めて実行すると「“git”コマンドを実行するには“Command Line Tools”が必要です」というダイアログが表示されるので、指示に従ってインストールしてください(Xcode 本体は不要です)。ダイアログが表示されない場合は、次のコマンドで直接インストールできます。
xcode-select --install動作確認
セクション「動作確認」- Mac: 「ターミナル」(
Terminal.app) - Windows: 「Git Bash」(Git for Windows に同梱)または「PowerShell」
を開いて、次のコマンドを実行してください。
git --versiongit version 2.xx.x のようにバージョンが表示されれば準備完了です。
2. クローン先フォルダの注意点
セクション「2. クローン先フォルダの注意点」~/Desktop や ~/Documents は macOS の iCloud、Windows の OneDrive による同期対象になっていることが多く、同期中のファイルロックや遅延でトラブルの原因になりがちです。~/repos(Windows なら C:\repos)のような同期対象外のフォルダを使うことをおすすめします。
mkdir -p ~/repos && cd ~/reposgit clone <リポジトリのURL>Windows では、ユーザー名に日本語やスペースが含まれる場合(例: C:\Users\山田 太郎\Desktop)、一部の CLI ツールでパスがうまく扱えずエラーになることがあります。クローン先には短く同期対象外のパスを使ってください。
3. Python 環境構築
セクション「3. Python 環境構築」Python がインストールされていない場合は python.org からダウンロードしてください。バージョンは各ハンズオンの案内に従うのが確実です(多くの場合、直近のマイナーバージョン2つ程度が推奨されます)。
# 仮想環境の作成python -m venv .venv
# 仮想環境の有効化# Windowsの場合:.venv\Scripts\activate# Mac/Linuxの場合:source .venv/bin/activate
# ライブラリのインストールpip install -r requirements.txt環境によっては python を python3 に、pip を pip3 に読み替えてください。
4. VS Code のセットアップ
セクション「4. VS Code のセットアップ」VS Code(Visual Studio Code)は、Microsoft が無料で提供しているエディタで、Python を含む多くの言語で広く使われています。すでに使い慣れたエディタや開発環境がある方は、無理に VS Code に乗り換える必要はありません。ここでは VS Code を使う場合の手順を紹介します。
公式サイトからインストールし、拡張機能タブから「Python」拡張機能を検索してインストールしてください。
Python 拡張機能をインストールした状態でプロジェクトフォルダを開くと、右下に「Create a virtual environment?」という通知が表示されることがあります。Yes を選択すると仮想環境の認識がスムーズです。
import xxx に波線(警告)が出る場合は、次を試してください。
- 画面右下の Python バージョン表示をクリックし、プロジェクトの仮想環境(
.venv)のインタープリタを選択する - それでも消えない場合は
Cmd+Shift+P(Windows:Ctrl+Shift+P)→「Python: Restart Language Server」を実行する
まとめ
セクション「まとめ」Git・Python・VS Code の3点を事前に済ませておけば、当日は本編の内容にすぐ取り組めます。最初の実例として 自分のパソコンでAIを動かしてみる会 の教材「Ollama + Python ハンズオン」でこの手順を案内しています。興味のある方はぜひイベントもチェックしてみてください。